
家族、特に高齢の親を詐欺から守るための見守り方を解説します。
日ごろ共有しておく注意点と、怪しい連絡を受けたときの基本対応が分かります。
家族で備えることが大切な理由

詐欺は、特別な人だけが狙われるものではありません。
電話、メール、SMS、SNS、訪問など、普段使う連絡手段を通じて近づいてくることがあります。
高齢の家族を守るうえで重要なのは、本人だけに注意を任せないことです。
家族で話し合い、怪しい連絡を受けたときに相談しやすい関係を作っておくことが、被害を防ぐ土台になります。
家族と共有したい典型的なサイン

- すぐに支払うよう求める連絡は注意が必要です。焦らせることで、家族や公的窓口に相談する時間を奪おうとする場合があります。
- 本人確認、未払い、当選、還付、口座停止などの言葉で個人情報や認証番号を聞き出そうとする連絡には警戒します。
- 普段使っている会社や公的機関を名乗っていても、連絡先やリンク先が本物とは限りません。名前を知っている相手に見えても、別の手段で確認することが大切です。
- 家族や知人を装って、急な送金や電子マネーの購入を求める手口があります。声や文章だけで本人と決めつけないようにします。
怪しい連絡を受けたときの考え方

- その場で返事をしないことが基本です。相手が急がせても、電話を切る、返信を止める、画面を閉じる対応でかまいません。
- 連絡に書かれた電話番号やリンクは使わず、公式サイトや契約書類など、別の信頼できる経路から確認します。
- お金、口座、暗証番号、認証コード、身分証の画像を求められたら、家族に相談する合図にします。
- 本人が恥ずかしがらず相談できるように、家族側は責めない姿勢を決めておくことが大切です。
取るべき基本対策
- 家族内で相談ルールを決めます。お金や個人情報に関わる連絡は、一人で判断せず家族に見せる約束にしておくと安心です。
- 合言葉や確認方法を決めておきます。家族を名乗る急な連絡が来たとき、本人確認に使える簡単な決まりが役立ちます。
- スマートフォンやパソコンのロック、アカウントの二段階認証を設定します。二段階認証とは、パスワードに加えて別の確認を行う仕組みです。
- 不要な連絡には反応しない練習をします。知らない番号、怪しいリンク、突然の当選連絡などは、開かず相談する流れにします。
- 困ったときの相談先を紙でも残します。家族の連絡先、公的な相談窓口、利用している金融機関の公式連絡先をまとめておくと、慌てたときに確認しやすくなります。
見守りで大切なこと
見守りは、監視ではなく相談しやすい環境づくりです。
本人の判断力を否定する言い方ではなく、「迷ったら一緒に確認する」という形にすると続けやすくなります。
詐欺の手口は形を変えますが、急がせる、秘密にさせる、お金や情報を求めるという基本的な特徴は変わりにくいです。
家族で同じ基準を持っておくことが、長く使える対策になります。

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