
カバーは2026年5月14日の決算説明会で、所属タレントのマネジメント体制強化について説明しました。
代表取締役社長CEOの谷郷元昭氏は、2026年4月から運営部門とタレント部門の責任者に就任しています。
同社はタレントマネジメント担当部署を専門部署として独立させ、増員によって支援体制を強化する方針です。
創作環境の整備、コミュニティの健全化、中長期のキャリア支援も重点施策として示されています。
カバーが谷郷元昭氏の直轄でタレント支援を強化
カバーは今期の方針として、経営資源の投下先を明確に集中させることを掲げています。
その中で、突き抜ける才能の支援、独自技術、人材の発掘・育成を強化する考えを示しました。
タレントマネジメントでは、従来VTuber事業全体の中に置かれていた担当部署を専門部署として独立させます。
立ち位置を明確にしたうえで増員し、所属タレントへの総合支援を強化する狙いです。
谷郷氏は2026年4月に運営部門とタレント部門の責任者へ就任しました。
これにより、社長として全体を見る立場に加え、各部門の最終責任者として動きを加速させる体制になります。

2026年3月期決算と成長方針の中で支援体制を再配分
カバーの2026年3月期は、売上高493.30億円、営業利益70.56億円、当期純利益30.16億円でした。
ライブやイベント、TCG、ライセンス・タイアップは拡大した一方、配信と自社ECは短期的な調整局面と説明されています。
今後の経営方針では、トップタレントを輩出し続けるためのマネジメントモデル構築が掲げられています。
活動フェーズに応じたリソース配分、環境整備、発掘・育成プロセスの強化、既存タレントの稼働適正化を進める内容です。
2027年3月期の投資内訳には、タレントマネージャーやコンテンツディレクターの増員、クリエイティブ制作体制とスタジオ環境の強化、全社オペレーション体制の強化が含まれています。
期待効果として、タレント一人あたりの稼働負荷軽減と高品質コンテンツの安定供給が挙げられました。
カバーと谷郷元昭氏のタレントマネジメント体制
カバーは、ホロライブプロダクションを運営する企業です。
今回の説明では、タレント価値の持続性を支える基盤強化として、創作環境の整備、タレントマネジメントの強化、コミュニティの健全化を3本柱に置いています。
谷郷元昭氏は同社の代表取締役社長CEOです。
2025年5月の前回決算会見では、事業成長に合わせて物販、ライセンシング、営業などの体制整備にリソースを割いてきたこと、経営体制変更によってクリエイター一人ひとりに向き合える体制になってきたことを説明していました。
具体策には、制作プロセス改善による負荷軽減、タレントマネジメント組織の強化、活動休止・復帰も含めた中長期キャリア支援、誹謗中傷対策や配信モデレーション強化が含まれます。

カバーの体制再編に対するSNSの反応
SNSでは、谷郷氏が運営部門とタレント部門を直轄する体制について、前向きに受け止める声が目立っています。
「良いニュース」「みんなにとって良いニュース」といった反応がありました。
一方で、谷郷氏が一部部門を直接見る必要があるほど状況が深刻だったのかを気にする声も出ています。
タレントマネジメントが複数の企業で課題になっているという見方もあり、今回の再編は支援体制への関心とあわせて受け止められています。


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